CLAYD SOAP -Damask Rose-の処方について

クレイ(モンモリロナイト)は、非常に吸着力が強い成分であるため、釜炊き石鹸が適しています。

CP製法で作りますと、反応途中の不安定な成分まで吸着してしまい泡立ちを阻害することがありますので、釜炊きで安定した「石けん素地」を完成させてから均一に練り込むことで、クレイ特有の「なめらかな吸着洗浄」が活きてきます。

ヤシ油ベースの石けんは「泡立ちは良いが、泡が粗い」という特徴がありますが、釜炊きでしっかりした骨格の石けんを作り、そこにモンモリロナイトやグリセリン等を組み合わせることで、さっぱり洗えるのに、泡はホイップクリームのようにキメ細かく、洗い上がりはしっとりという、相反する使用感を高いレベルで両立しやすくしました。(クリーミーな濃密泡)

キレート剤不使用の石鹸素地も、釜炊きに適しています。
CP製法では未反応の油脂が残りやすいため、時間の経過とともに「油臭さ」が出やすいリスクがあります。
一方、釜炊き製法は、反応を完全に完結させるため、酸化リスクを最小限に抑えられます。
キレート剤を使用しない場合、原料油脂に含まれる微量金属が酸化を促進させる可能性がありますが、釜炊き工程の「塩析」では、これらの微量金属も不純物として除去されるため、無添加処方においても非常に高い安定性を維持できます。

CP製法では、熱による分解が無いというメリットもありますが、釜炊き製法は、石けんの洗浄成分を一度純粋な状態に磨き上げるため、石けんの不純物(原料由来の脂肪酸など)に邪魔されず、肌に届きやすくなります。

以上の理由により、釜炊き製法での生産を行い、有効成分が極力失われないよう、工夫をしています。