釜炊き石鹸(熟練の職人技術が必要な伝統的な製法)
・純度が高い:
塩析工程により、原料油脂由来の不純物や未反応のアルカリや、
着色成分を分離・除去できるため、肌への刺激リスクを低減できます。
・品質の安定性:
完全にけん化反応を完結させるため、製品になってからの酸化(油臭さ)が起きにくく、
長期保存にも適しています。
・独特の「すっきり感」:
汚れを落とす力が安定しており、泡切れが非常に良いです。
コールドプロセス石鹸(熱を加えず、油脂と苛性ソーダの反応熱だけで作る製法)※以下「CP製法」と記載
・美容成分が生きる:
高温にさらさないため、植物油脂に含まれる熱に弱い成分も壊れずに残ります。
・高い保湿力:
製造過程で生成されるグリセリンがそのまま石鹸の中に残るため、洗い上がりがマイルドになります。
ただし、デメリットとしては反応を完全に制御しにくく、未反応の油脂(遊離脂肪酸)やアルカリが残る場合があります。この反応のムラが肌への刺激や、早期の酸化(変色・異臭)の原因になる場合があります。また、グリセリンが多く残るため湿気に弱く、浴室に置いておくとドロドロに溶け崩れしやすい性質があります。
純度の違い
■CP製法
有効成分が多く残るメリットがある一方で、原料に含まれる不純物もそのまま石鹸に残ってしまいます。
■釜炊き製法
製造の途中で不純物だけを取り除く「塩析」という工程を挟みます。雑味のない、純粋な石鹸成分だけを抽出することで、デリケートな肌の方でも安心してお使いいただけます。
安定性
■CP製法
石鹸の中に未反応の油分が残ってしまうと、時間の経過とともに「酸化(油焼け)」し、嫌なニオイや肌への刺激に繋がることがあります。
■釜炊き製法
職人が熱をかけて反応を完全にコントロールするため、酸化しにくく最後までフレッシュな状態でお使いいただけます。
使用感
■CP製法
「良い石鹸だけど、浴室ですぐにドロドロになってしまう」というトレードオフの部分があります。
■釜炊き製法
天然の保湿成分(グリセリン)を絶妙なバランスで残しながら、しっかりと固く仕上げます。豊かな泡立ちと、スッと流れる泡切れの良さ。そして、最後まで形を保つ使い勝手の良さは、職人技の賜物です。